72を切りたい!ゴルフを愛するアマチュア中年オヤジの「ゴルフ本」レビュー

~ゴルフレッスン本の感想、ゴルフあれこれ、その他いろいろ。気の向くままに~

堀琴音プロ

 ちょっと私らしくない記事になるんですけど(笑)、今回はいわゆる「美人プロ」として人気の堀琴音プロについてです。

 

 2018年に入っても、なかなかご自身が描く結果を出せていないようです。先日、同期の永峰咲希プロが伝統ある川奈(フジサンケイレディースクラシック)で初勝利を挙げられたこともあって、ますます焦っておられるのではないでしょうか。

 

 堀琴音プロといえば、ちょっと和風なお顔立ちで、スタイル抜群と、失礼ながらゴルフ以外の要素で評判高い選手ですが、私は彼女の「M系」スイング、のびのびとした大きなスイングは好きです。私自身は「A系」なので、トップで右ワキを開いて、右ヒジを大きく上げる(往年の陳清波先生のような)彼女のスイングはマネしようもないのですが。

 

 彼女の人気を決定づけたのは、おそらく2016年度「日本女子オープン」で、今をときめく畑岡奈紗プロ(当時アマチュア)に1打差で敗れた瞬間の映像ではないでしょうか。

 

 最終日最終組で迎えた18番のグリーン、これ以上ないほどの難しい下りのパットを畑岡選手がジャストタッチで決め渾身のガッツポーズ、堀プロに1打リード。対する堀プロは、入れればプレーオフ、外せば負けが確定するパット。グリーン周りのギャラリーは固唾をのんで、静まり返っている。その中で放たれたパットは、わずかにカップを逸れた……

 

 グリーンがギャラリーのため息に包まれる中、そのときに見せた堀プロの「ダメかぁ……」という感じの、うつむいて右手をサンバイザー下にあてる仕草は、まるで映画のワンシーンのようなスローモーションで、すごく美しかった。

 

 松任谷由実さんの名作ノーサイドの、まさに女性版と言ってもいいほどの、名場面だと私は思います。

 

 その後、畑岡選手の勝利とともに繰り返し流されたこの映像やグラビアが、堀プロの人気を決定づけたと、私は思っています。なんていうか、ゴルフトーナメントの映像としては、あまりにも、美しかったのですよ(笑)。大の読書好きであると同時に、ちょっとクラシックな映画ファン、音楽ファンとしての感想なのですが。こういうシーンに、男性は相変わらず弱い(笑)。

 

 人間、調子がよい時もあれば、悪いときもありますよね。「やまない雨はない」「明けない夜はない」とは、よく言ったものです。

 

 堀プロも、どうかあせらず、良い波はかならず来ますよ。そのうち、雨もやむでしょう。夜も明けるでしょう。 今後も華麗な、伸びやかなスイングをトーナメントの決勝ラウンドで見せてくださいね。