72を切りたい!ゴルフを愛するアマチュア中年オヤジの「ゴルフ本」レビュー

~ゴルフレッスン本の感想、ゴルフあれこれ、その他いろいろ。気の向くままに~

色のある世界

 「ゴルフ熱中記」というコラムタイトルながら、最近ゴルフに関係ない記事も増えてきており、すみません(笑)。

 

 最近、なんとなく思ったことです。

 

 休みの日に、天気が良くて、特にすることもなければ、妻と散歩に出ます。

 近所を30分から1時間ほど歩いて、スーパーで買い物をして帰ってくる程度のものですが、歩いていると、妻が「あ、お花が咲いてるよ」とか、「空の色がきれいだねー」とか、よくそんなことを言います。戸建てのお宅に植えられている木が芽吹いたり、つぼみをつけたりすると、そんなことにも気づくようです。

 「おー、芽が出てる」とか「あ、つぼみだ」とか言って、しばし立ち止まって楽しそうに眺めてたりします。空がきれいに夕焼けに染まれば、その色を見て感動したり。とにかく、「自然の色」に対して敏感というか、自然を感じるセンスがあるというか。

 

 そんな妻に対して、つい最近までの私は

 「ふーん」「へー」「ほー」「よかったねー」

 などとテキトーに相槌を打つだけだったのですが、長い時間をかけて影響されてきたのか、このごろ私も「自然の色」を感じることができるようになったような気がするんですね。

 

 「あ、花が咲いたな」とか「今日の空はきれいだな」とか、そのくらいのことですが、「自然の色」を感じるセンスがほんの少しだけでも、身についてきたように思うのです。

 

 都市部でも街を歩けば木も植えられているし、花も咲いているし、空はあたりまえのように広がっているわけですが、私はそれらに対して特に興味・関心を抱かず、これまで生きてきたんだなと思いました。木々の緑も、カラフルな花も、そこにあるにもかかわらず私の目には映っていなかったという感じです。空の色にしても、「はれ」「くもり」「あめ」の3区分しかない感じでした(笑)。

 

 でも、街を歩いているだけで、花の色、木の芽吹きやつぼみ、時間によって変化する空の色を感じて「きれいだな」と思える妻と、特に何も感じない(つい最近までの)私では、ちょっと大げさかも知れませんが、幸せの絶対値が違っていたのかな、と思うようになりました。

 

 妻は色のある世界に住んでいて、私は色のない世界に住んでいたといえるわけで、どう考えても色のある世界に住んでいる方が、幸せだよなぁ、と。

 

 色を感じることができる妻は、ただ街を歩いているだけで幸せを感じることができているのではないか?と思うようになり、なんだか私は今まで、ずいぶん損をしてきたような気がしています(笑)。

 

 これから初夏のいい季節になりますから、たとえばゴルフコースに出たときも、趣向のある植栽など、季節や時間ごとのさまざまな色を私も楽しめるようになるかな、なんて思いました。

 

 実際はコースに出ると、私の腕前では右往左往するばかりで、せっかくの風情を楽しむ余裕を持てないんですけどね……

 

 色を楽しむためにも、がんばって練習して、腕を上げようと思います(笑)。