72を切りたい!ゴルフを愛するアマチュア中年オヤジの「ゴルフ本」レビュー

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春季高校野球・関東大会

 今日は私は休みだったので、ちょうど千葉県で開催されている高校野球の大会を観戦してきました。「春季関東地区高等学校野球大会」、いわゆる関東大会というものです。

 

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 今日は大会3日目、準々決勝で、会場は千葉県野球場(千葉市稲毛区です。朝からJR、モノレールと乗り継いで、売店でペットボトルのお茶とお弁当を買ってスタンドへ。

 

 第1試合の東海大相模(神奈川推薦)vs常総学院(茨城1位)を途中からと、第2試合の日大三(東京1位)vs習志野(千葉2位)を観戦しました。

 

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 群馬、栃木、茨城、神奈川、埼玉、千葉、山梨、東京の各代表校が出場する春季関東大会は、甲子園常連校など強豪校が顔をそろえるので、ハイレベルなゲームが展開されることから、関東在住のコアな高校野球ファンには注目の大会で、今日も平日であるにもかかわらず、多くのお客さんが入っていました。

 

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(3塁側スタンドより。試合開始前「7分ノック」の光景。私は高校野球では、神宮球場マリンスタジアム横浜スタジアムなど「プロ仕様」の球場で行われる試合より、こういう地方球場で行われる試合の方が雰囲気があって好きです。) 

 

 高校野球といえば、一般の方は夏の甲子園春の甲子園、またはいわゆる甲子園の予選、「夏の地方大会」をイメージされると思いますが、秋季大会や春季大会という各県、各地域ごとに開催される大会も非常に面白いので、機会がありましたら、ぜひ一度観戦に足を運んでいただきたいと思います。

 

 あくまで私見ですが、私自身は夏休みには甲子園球場までクルマを飛ばすほどに、夏の甲子園のファンであるにもかかわらず、夏の甲子園というのは(春の甲子園も似たようなもの)、高校野球の本当の姿がうまく伝わらない面もあると思っています。特に夏の甲子園は、夏という極めて印象的な季節のさなかに開催されることもあって、夢見心地な面が強すぎると思っています。だからこそドラマチックで楽しいんですけど、ちょっとメディアの扱いが熱烈に過ぎるかなというところもありますし、もはや夏の甲子園というのは、高校野球の本当の姿(というより、日常の姿)からは、ちょっと離れてしまっているのかな、と思っています。

 

 これに対して、秋季大会や春季大会では、高校野球の本当の姿、日常の姿を目にして楽しむことができると思っています。入場料は取られますが(600円程度)、お客さんは入っていても、ふつうの平日に行われることもあって派手な応援もありませんし、のんびりと静かに野球を楽しむことができると思います。

 

 そういう観戦の中では、ぜひ、グラウンドでプレーする選手やベンチに控えている選手たちの「声」を聴いていただきたいです。夏の甲子園や、その予選の決勝近くの試合になると、お客さんも万単位、派手で華やかなブラスバンドの大応援団の応援で地響きするくらいですから、グラウンドレベルの選手の声を聴くことはほとんどできません。でも、秋季大会や春季大会なら、試合中の選手たちの元気な声が、よく聞こえます。具体的な指示、かけ声、仲間を応援する声などが、よく聞こえてくるので、それに耳を傾けながらゲームを観戦するというのも楽しいですよ。特に、夏の甲子園春の甲子園をテレビで観るだけ、といった方には、ちょっと新鮮な楽しさがあると思います。

 また、甲子園大会や、地方大会でも決勝戦などはプロのウグイス嬢の方が場内アナウンスを担当されますが、こういう地方や地域の大会では、地元の普通の(といっても、近隣野球部の女子マネさんだと思いますが)女子高生がアナウンスを担当するので、その初々しさも、いい雰囲気を出していたりします。たまにアナウンスを間違えてしまい、「失礼いたしました……」と懸命に訂正したり、ふつうの女の子がネット裏の放送ブースで一生懸命がんばっている姿を想像すると、選手だけでなくそういう子たちも「がんばれ、がんばれ!」と応援したくなりますね。

 

 今日、ひさしぶりに春季大会を球場で観戦して楽しかったのは、そのグラウンドレベルの選手たちの声が、25年前とほとんど変わっていないということでした。

 

 「狙ってけー、狙ってけー」

 「落ち着いてなー、ラクに行けラクにー」

 「ライナーバック、ライナーバック!」

 「ランナー気にするな、バッター勝負、バッター勝負!」

 「内野ー、ダブルー!」

 「外野下がって、下がってー」

 「外野4つあるよー」(注:「4つ」というのは、バックホームのこと)

 「逃げんなよー、逃げんなよー」

 「勝負、勝負!」

 

 などなど。懐かしい声がいっぱい、元気よく響いていました。

 

 技術や戦術の面では、25年前からはすごく進化していると思いますが、16歳から18歳の選手たちが声をからして張り上げる内容は、25年前とほとんど変わっていなくて。きっと35年前、45年前、そして100年前からみても、ほとんど変わっていないのでしょう。そういう声を聴くのは、とても楽しい時間でした。

 

 第1試合は常総学院が、第2試合は日大三が勝ちました。第2試合は東京の日大三高と開催県である千葉県の代表、習志野高校の組み合わせでしたので、習志野高校の応援の方が元気でしたが、ふしぎなもので、私は今千葉県に住んでいるのに、出身の東京の代表を応援してしまいました(笑)

 

 今日は快晴で、初夏というより、もう夏というような陽気で、ずいぶん日に焼けました。「あれ?ラウンドしてきたの?」と言われそうです(笑)

 

 野球場の緑も鮮やかになってきて、とてもきれいでした。

 

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(緑鮮やかな外野のフィールドは、25年前の私の「職場」。なんとも懐かしいです笑)

 

 平日の休み、若さあふれる高校生たちから元気をいただいた一日となりました。

 

 それにしても、選手たちも応援の生徒さんたちも、キラキラしているなあ……

 

 それがどうにもまぶしくて、ちょっと寂しい気持ちにもなった、初夏の一日となりました。

 

 今回はこのあたりで。

 

 おやすみなさい。