72を切りたい!ゴルフを愛するアマチュア中年オヤジの「ゴルフ本」レビュー

~ゴルフレッスン本の感想、ゴルフあれこれ、その他いろいろ。気の向くままに~

妻がパター上手になってきた

 私はゴルフを始めた当初から、パターが嫌いでした。嫌いというのはちょっと不正確で、「興味がない」というのが本音です。練習もあまりしません。ラウンド前だけは、スタートホール脇の練習グリーンで、その日の状態を軽く確認する程度のことはしますけど、実際スタートしてグリーン上のプレーになっても、あまり考えて打ちません。

 

 私は全体的にプレーは速い方だと思っていますが(いや、実際かなり速い方だと思います)、グリーン上では、さらに倍速になる感じ。なぜ倍速かというと、「サッサと終わらせて、次に行きたい」からです(笑)。いつも自分の順番が来たら、サッとボールを置いてマークを取って、順番が来るまでにザっと読んでおいたライン、距離感でアバウトに打ちます。そんな態度なので、パターは下手です。白状しますと、一度、キャディさんに「もっと真面目に打ちなさい!」と怒られたことがあるくらいです。それ以降、ちょっとは真面目に打つようになりましたが……いつもなんとなく2パットに収まるので、危機感に疎い状態が続いているという感じです。

 そのキャディさん、もう10年近く前の、まさに私がゴルフを始めたばかりの頃のラウンドでしたが、同伴者にも恵まれて楽しいラウンドだったこともあり、そのキャディさんのことはよく覚えています。「あなたねェ、もっとパター真面目に練習してきなさいよ。スイング見る限りさァ、あなた、パターちゃんとやったら、すぐに70台で回れるよ?」と言われて、ヘラヘラ笑っていた当時の私。今になって、そのお言葉が重いです。当時ヘラヘラと「マジっすか~♪」なんて答えていたから、10年近く経った今でも、低迷するアベレージのままなのかなと……(泣)

 信州の方のある高原コースのベテラン・キャディさんで、当時すでにご年配の方でしたが、とても楽しい方でしたので、今でもお達者でおられることを心から願うばかりです。お達者でおられるなら、ぜひもう一度お会いしたい、思い出に残る素敵なキャディさんでした。

 

 そんな私の妻。ゴルフにはさほど熱心ではなく、ゴルフ好きな私に付き合ってやむを得ず自分もプレーしている、という感じの妻(ったく、もう)なのですが、どういうわけか最近、妙にパターが上手になってきました。

 

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(上が私の、下が妻のパターです。ともにオデッセイの#1、いわゆる「おそろい」)

 

 どうやら、朝、出勤前にリビングのパターマットで3球だけ打ってから、出かけているようなのです。

 妻は私より早く家を出るので、生来的に怠惰な私は妻が家を出るとき布団にもぐったままで「いってらっしゃ~い。気をつけてね~」と手を振るだけですが……

 

 で、先日ショートコースを回り、妻のショットはグリーンをオーバーして(なにげに「パワー系」であるところが、ちょっと怖い)、エッジよりちょっと先の少し厳しいところについたときのことです。カップまでの距離はそれほどありませんでしたが、エッジを超えなければいけないし、奥からはけっこう急な下りで、ライン的にも大きいスライスラインでした。「まあ、無理だろ。フッフッフ」と思ってみていたのですが、妻はパターを選択し、エッジで食われる分を計算したのか少し強めに、かなり左へ打ち出しました。そしたらボールはラインに乗って、きれいなカーブを描きながらカップに近づいていきます。「おおっ」と私は見ていて、惜しくも手前で止まってしまいました。ジャストタッチでした。

 

 結婚したころはテキトーにパターを打って、せっかく苦労してグリーンに乗せたのに、パターを何も考えないでカツーンと打って、自らグリーンの外に弾き出してガードバンカーに落とし自爆するという笑いを取っていた妻ですが、いつのまにか上手になっていて、びっくりしました。

 聞けば、マスターズや国内ツアーなどをテレビ観戦していて、なんとなく傾斜を使う感覚がわかってきたとのこと。加えて、毎朝地道に「たった3球」の練習をしているからでしょう。よく言われることですが、「パターだけは、自宅で練習できる。1日3球でも、1年続けたら1095球。1日10球なら、3650球も練習したことになる」というのは、本当だなと(笑)

 

 夫、危機です。ヤバいです。そうは言っても、パターに未だに興味がないんです……

 

 そんなこと言ってられなくなってきました。今後はもうちょっと、真面目にパター練習します。

 

 どなたか、いい練習法を教えてください!