72を切りたい!ゴルフを愛するアマチュア中年オヤジの「ゴルフ本」レビュー

~ゴルフレッスン本の感想、ゴルフあれこれ、その他いろいろ。気の向くままに~

ベースボール・グリップ

 昨日は2018年度男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」の最終日、重永亜斗夢プロ石川遼プロの争いは最終18番まで目が離せない展開でしたが、重永プロが12アンダー、石川プロは1ストローク及ばずの11アンダーで、重永プロがうれしい初優勝を飾りました。重永プロ、おめでとうございます!石川プロも、見応えあるプレーを最後まで展開し、お疲れさまでした。最年少の選手会長就任と日本ツアー復帰、今年は石川プロから目が離せなくなりそうですね。

 

 さて、私は自宅でテレビ観戦していたのですが、時松隆光プロが17番パー5でティショットを放つところで、解説の丸山茂樹プロが面白いお話をされていました。

 

 時松プロと言えば、「ベースボール・グリップ」で話題の若手選手です。一昨年あたりから急成長、すっかり上位陣の常連となる勢いで、男子ツアーですっかりその名が知れ渡るようになりました。昨日の東建ホームメイトカップも、9アンダーで4位フィニッシュですから、すごいです。

 

 そのベースボール・グリップといえば、ゴルフ界では「超少数派」の扱いですが、丸山プロはケガの影響もあって、そのベースボール・グリップにトライされているそうです。

 実況担当のアナウンサー(植草さん)からベースボール・グリップの特徴について聞かれた丸山プロは、

「僕もちょっと始めたばっかりですのでそんなにまだわからないんですけど、やはり、そんなに手を使わない、ということがいちばん大事なのかなと思うんですね。ちょっと僕なんかはこう、少し手を使ってやってきたゴルフなんで、非常にまだ難しいんですよ」

 とお話しされていたのが、やれ「M系」だの「A系」だのと勝手な分析をするのが大好きな私には、もう楽しくて(笑)

 

 「なるほど、ベースボール・グリップというのはA系にマッチするのかぁ、ふむふむ」などと、一人で楽しんでいたりするわけです。

 

 丸山プロも「僕は手を使ってゴルフをやってきた」という旨のコメントをされていますので、やはり超一流のプロの選手にも、「手を使う」「手を使わない」という区分けはあるのかな、なんて思いながら観戦を楽しんでいました。もちろんトップ選手の方々が「手を使う」という場合、土台となる身体の動きは当然完成されている上で「手を使う」という意識でしょうから、私には感じ取れない異次元レベルの感覚なのでしょうけど・・・

 

 時松プロのスイングは、いつも変わらない感じ。フィニッシュの形が、いつも同じようにピタッと決まる。ドライバーからパターまで、同じスイングをされているようにも見えます。私は2016年の男子ツアー最終戦「JTカップ」(東京よみうりCC)に観戦に行った際、時松プロの組について9ホールくらい歩いたのですが、そのときもいつも同じスイング、安定感だったように思います。

 

 ちょっと地味な感じの時松プロですが、独特の雰囲気がありますよね。昨年は「ブリヂストンカップ」も勝っていますし、今シーズンのさらなる活躍に期待です。