72を切りたい!ゴルフを愛するアマチュア中年オヤジの「ゴルフ本」レビュー

~ゴルフレッスン本の感想、ゴルフあれこれ、その他いろいろ。気の向くままに~

田村尚之さんから「言われちゃった?」

 今週の週刊ゴルフダイジェスト(2018 No.17 5月1日号)の記事で、田村尚之さんに「あー、言われちゃったよ、俺」という気がしました(笑)

 

 田村尚之さんと言えば、トップアマからプロ転向されたシニアプロ。「会社勤めのシニアプロ」として、ゴルフファンの間では有名な選手ですよね。

 

 その田村さん、週刊ゴルフダイジェスト誌上で「田村尚之さんと脱力サロン」という連載をお持ちで、毎回読者の質問に田村さんがアドバイスをしていく、という内容です。田村さんの飄々とした雰囲気が好きで、毎回楽しく読んでいます。

 

 今回の読者さんのご質問は、引用させていただきますと「ゴルフ雑誌やプロのスウィングを見て、すぐにその理論をやりたくなってしまいアレコレやってしまいます…(中略)…流行の打ち方や理論などを目にしたときのシャットアウトの仕方…(中略)…教えてください。」(週刊ゴルフダイジェスト(2018 No.17 5月1日号)118ページ)というものでした。

 

 思わず固まった私。「コレって、俺じゃん」「ぬおー」「ヤバいのか俺」

 

 最近ではある程度取捨選択できるようになりましたが、なんでもかんでもあれこれやりたくなる性格はあまり変わっていないので・・・ 

 

 田村さんのアドバイスは明確。「問題なのは、試してみてもできなかったり効果がないと思ったときに、すぐにそれが『捨てられるか』ということだと思います。いいものは残す、いらないものは捨てる、ということをしていかないと、いつまでたってもやじろべえのように行ったり来たりするだけで、結局は自分のスウィングが見つけられなくなるのです。」(同、118ページ)。

 

 まさに私が直接アドバイスをいただいたような感じで、質問者さんに感謝です(笑)

 

 そうなんですよね。私、こんなブログ書いてるほどの「レッスン本好き」で、しかもとりあえず「モノマネ」をしてみるのが大好きという人間ですから、思い当たるところが、もうありすぎちゃって。

 

 良さそうだなと思って取り入れて、やってみる。でもどうも上手くいかない、ダメだこりゃと思っても、なんか捨てきれないでダラダラ続けちゃったりすることが、数え切れぬほどありました。

 この記事を書きながら、1冊のレッスン本が頭に浮かんできました。そのレッスン本になぜか夢中になり、やってみても全然結果が出ないのに、なぜか魅力を感じながらダラダラと1年以上もなんとなく続けた理論の本。スウィングもスコアも大きく崩し、ただ練習場とラウンドに多額のお金を注ぎ込んでいただけの日々に私を陥れた「暗黒の一冊」を……。この一冊については、いずれ改めて本ブログのレビューでご紹介しようと思います(泣)

 

 田村さんは中学生のときに早くもゴルフスウィングを理論やセオリーで考えるのはおやめになったそうで、「完全シャットアウト」されたそうです。ゴルフ理論やセオリーは算数や理科で考えたらおかしいと思われるものが多かったからだそうです。きっと、ご自身で懸命に考えて、今のレベルまで到達されたのでしょう。

 

 もっとも、田村さんは難関の東京理科大学を卒業されていますから、算数(数学)や理科には相当お強かったのでしょう。一方、私にはとてもそんな頭はないので……でも、私なりに自分の頭で考えるようにしていこうと思います。

 

 そんな田村さんの「今号の一言」は、

 「スウィング理論 合わなかったら すぐ捨てる」(同、119ページ)

 でした。うーん、名句です。

 

 勉強になりました。ありがとうございました。